当館の民族学方面の展示は「民族」単位に分類した伝統的な展示方法ではなく、「認同(帰属意識)」と「区分(区別意識)」による展示方法を採用しております。史語所が長年にわたって収集してきた中国西南地方の少数民族の文物・文書・写真資料をもとに、展示テーマを次の三つの単元に設定しました。
第一単元「人と地」では、中国西南辺境地帯の地理環境・資源や人類の生態を紹介し、環境と経済生態がどのようにして人々の帰属意識と区別意識を形成するのかを解説します。
第二単元「人と人」では、服装表現を通して各民族集団・階級・性別における帰属意識と区別意識を紹介します。.....
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史語所所蔵の内閣大庫の档案は、もともとは清朝宮廷の「内閣大庫档案」の一部で、各種公文書約三十一万点から成ります。内容は詔令・題奏・移会・賀表・三法司案巻・実録稿本・各種黄冊・簿冊、内閣の各庁房処と修書各館の档案や試題・試巻など多岐にわたっており、明清時代の政治制度・社会・経済・軍事・法律を研究する上で欠かせない文献資料です。これらの档案は清代末期に収蔵庫の破損により内閣大庫から運び出され、その後所有者がたびたび変わりましたが、史語所の創始者傅斯年と陳寅恪の奔走により、最終的には史語所が購入・所蔵するということに落ち着きました。.....
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史語所が蒐集した貴重図書と雑誌を展示しております。展示品の多くは稀覯本や孤本といった希少価値の高いもので、その代表として宋版の各種古籍が挙げられます。また、同じタイトルでも異なる版本を複数所蔵しているので、伝本の系譜を把握することができるようになっています。他にも、大量の俗文学の「曲本」や、書籍が出版される前の作者の手稿、書籍上の著名人による書込みといった資料も所蔵しております。さらに、史語所では清朝乾隆帝期の一大文化事業である『四庫全書』進呈本の底簿や採用本の底本、四庫全書の底本なども所蔵しております。これらの資料によって中国文献編纂史上の金字塔とも言える『四庫全書』の編纂事業について、収録文献の収集から編纂に至るまでの校正・改訂・書写・添削それぞれの概要を知ることができます。.....
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台湾の考古学研究が1896年に始まってから、100年以上もの月日が経ちました。その間、本研究所が民国38年に台湾へ移ってきて、中原考古学の研究者と学術の伝統も台湾へともたらされました。現在、本研究所の考古学研究は台湾の歴史と文化を主要テーマとして台湾各地で考古遺跡の調査と発掘に携わり、同時に科学的方法によって時空軸を決め、種族関係、社会発展状況、生態適応状況や、集落の形態、相互交易などについても探求してきました。近年では、考古遺産の緊急調査や保護、社会教育活動にも力を尽くしています。.....
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どこにでもある暮らしの楽しさ:陶製の装飾品や工芸品、玩具 |
多くの有史以前の遺跡から出土した土器や陶器は、人間の生活が移動型から定住型へと変化したことを意味しています。人間の土器や陶器に対する知識や技術、感情などは日常生活の実用性を満たす以外にも、子供のための人形、装飾品、祭事用の器、副葬に使われる俑、美しい工芸品など、次第にその幅を広げてきました。台湾原住民族の中でも、陶玉などの陶飾りを作る部族が多く存在しており、特にタオ族は余った陶土でユニークな人形などを手びねりで作っていて、民族の特色に富んだ工芸品や玩具とされています。
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Teldapと接触する前、学術領域におけるクロスオーバーの無限な潜在的力を考えたことがない。また、この大型計画の中ではたくさんの面白い概念と可能性が含まれているのは知らなかった。しかし、私が悪かったとは言えない。「数位典蔵與数位学習国家型科技計画」というタイトルから連想してみて、頭に何が浮かぶでしょうか。…最先端テクノロジー、脆弱な古物、学習リスト、そして?「面白い」?「クリエーティブ」?「オープン」?@#*$有り得ないでしょう?!
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「台湾では別王朝の歴史を読む時、集中的な史料がありながら、台湾史ならそういう見本はない。関係する資料はばらばらとなっているのが現状である。」
2008年に中央研究院台湾史研究所所長の事務室で許雪姫教授と会い、「台湾散逸海外博物珍品数位化計画」をめぐりインタビューをした。
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