ベストコレクション 淡水古跡博物館――デジタル化以上のもの |
全ては町の自治体から始まった。1993年に淡水自治体が成立し、地元の古跡や道路の保全活動が開始された。中正路や淡水老街は保存されるに違いないと思 われたかもしれないが、そうではなかった。実はあらたに作りかえられる予定だったのである。地方政府との交渉がしばし続いたが交渉は凍結。しかし交渉して いるうちに、地元の人々のあいだに変化が見えてきた。少なくとも政府は幅12メートルの道路をすべて車道に変更したりはしなかった。しかし、人々の中では 後悔の声も聞こえる。道は舗装されぬまま、現在の7、8階建てのビルではなく、二階立て住居だけ残すのがちょうど良かったのかもしれないと。
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作曲家史惟亮がその生涯の中で、映画音楽の作曲もしていたことはあまり知られていない。1965年李翰祥監督の『西施』を初め、宋存壽監督の『天之驕女 (1965)』、李行・李嘉・白景瑞共同監督の『還我河山(1966)』、そして楊文淦監督の『梨山春曉(1967)』などは全て、史惟亮が音楽を手がけ た映画である。史惟亮がこの映画の音楽を引き受けたのは、映画の美術を担当していた史の友人郭韌が史を推薦...
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世界はさながら万華鏡のようだ。どこへ行ってもたくさんの美しい景色に出会える。これまで多くの風景画が描かれてきたが、同じ自然の景色であっても描かれた時期や画家によってその作品には異なる味わいが出てくる。それでは、画家たちが残した色鮮やかな世界を一緒に観てみよう。
台湾国内外の風景画コレクション...
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李石樵は台湾早期の美術運動を推進した主要な芸術家の一人である。李石樵は真摯かつ慎重な創作態度と、思考や哲学的批評に富む個性により独特の技巧を凝ら した画風を作りあげ、第二世代、第三世代の台湾の優秀な芸術家を育てた。李石樵は、台湾の芸術界と美術界の発展に大きく貢献した画家である。李石樵は、四 百点余りの油絵、水彩画、デッサンを残してこの世を去った。それらの作品と関係する物品は、全て李石樵美術館に収蔵されており、台湾美術発展史上における 重要な文化財となっている。後代の人々がこれらの作品を、鑑賞、また研究できるように整理保蔵しておかなければならない。
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ベストコレクション:ツボの不思議―現代中国医療鍼灸アーカイブ |
「息を凝らして気宇を見るなら、鍼灸の腕も上達する」伝統的な中国医療は神秘的なイメージがあるが、何千年もの伝承を経て、また現代の中国医療は科学的研 究やデータの助けを借りて、この時代に新たに注目されている。古代の神秘的なイメージと科学的実証が伴った中国鍼灸は、非常に豊かな真理と知識を内包して おり、陳擎文教授がデジタル化に取り組むことを決意してからはや七年が過ぎた。「我々は中華文化の恩恵を受けており、こうした祖先の知恵を消滅させること などできません。」
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『山海経』は中国における最古の地誌で、古代神話・伝説を収録した奇書として扱われる。地誌、物産誌(鉱物、動物、植物)、民族誌、民俗誌等の性質を帯び る。総字数は3萬余字である。全18巻あり、山経(5巻)と海経(13巻)に分けてある。五蔵山経(山経に属する)と海外四経、海内四経、大荒四経とより 短い海内経(海経に属する)からなる。古代の交通と通信は現代ほど発達していなかったので、届けない遠い彼方に対...
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飛行機に乗って澎湖島へと向かうと、空から澎湖島外海の海面を眺めることが出来る。そこにはたくさんの曲線の組み合わせがあり、初めて見るならペルーのナ スカの地上絵が思い浮かぶのではないだろうか。この曲線が石滬である。石滬というのは古い漁法のひとつで、魚を捕らえる罠のようなものである。澎湖島の石 滬の優れた点は、どこでも入手できる石材を使っていること、潮の干満の差、風や波を魚を捕るのに使っている点である。古くは『臺灣府志』、『臺灣縣志』な どに、中国清朝康熙帝の時代...
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