| 新石器晩期 玉琮 |
良渚文化 縦15.7cm 横7cm 深さ7cm 今を溯ること約4~5000年前、長江下流の太湖流域で良渚文化が発展した。玉琮は正にその良渚文化を担った人々が神々や祖先を祭る際に用いた大切な礼器である。良渚文化の玉琮の基本的な造型は、上部が大きく下部が小さい方柱型で、方柱の中心に上から下に大きな丸い穴が貫き通る。外側表面は、四つの角を中心として上から下まで垂直に「お面紋」並べて彫刻されている。この濃淡混じった褐色の玉琮は、良渚文化晩期の典型的な玉琮である。外側表面は六段に分かれ、段ごとに角の部分を中心とした小さなお面紋が刻まれ、全部で24個の面紋がある。一つ一つのお面紋は、平行に刻まれた横長の稜線が神祖の「羽冠」を象徴し、同心円で表した目玉には目尻を表す短い線も刻されている。鼻を象徴する横に短い稜線は両端が方形となる単線が刻まれている。長い年月を経ているため、いずれの文様もすでに磨り滅つて、はっきりと見えない。(文・鄧淑蘋)
提供:国立故宮博物院
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